電話(回線)の接続について

ホームエレベーター・小規模建物用小型エレベーターの場合

  • エレベーター内に設置の電話機は必ず通線手続きをしてください(お施主様にてご契約)。

  • 電話回線を未接続のまま、エレベーターをご使用にならないでください。万一、ご使用中に地震・停電・その他でルーム内に閉じ込められた場合、ルーム内の電話機が使用できないため、外部と連絡を取ることができません。

エレベーターのルーム内には、外部連絡用の電話機が標準装備されています。この電話機は、万一、ルーム内に閉じ込められた場合など、緊急時の連絡手段となりますので、ご使用になる前に建物側の電話回線と接続し、通話できることを必ず確認してください。なお固定電話回線以外の回線をご契約の場合には、下表に記載された機器の設置が必要になりますのでお客様にてご用意ください。

回線の種類 ご使用いただく機器・条件 エレベーター用回線の接続先

ISDN回線
(デジタル回線)

TA(ターミナルアダプタ)の設置が必要です。

【推奨のTA】

  • ● DSU(デジタルサービスユニット)付
  • ● アナログポート付(供給電圧:48V、極性反転あり)
  • ● 停電時バックアップ付

※バックアップ用のバッテリーは定期的に交換してください。

停電時にバックアップされるTAのアナログポート

ADSL回線

スプリッタの設置が必要です。

スプリッタの電話用ポート

2024年1月より、通信事業者の局内設備が従来のアナログ網からIP網に切り替わりました。
本切り替えではお客様でのお手続きやご自宅などのご利用場所での工事は不要です。詳細については通信事業者のホームページをご覧ください。

電話回線の接続例

  • 固定電話回線の場合【推奨】
    • 遠隔監視システムについて
    • メンテナンス会社が提供する遠隔監視システムを希望される場合は、固定電話回線をご準備いただくか、メンテナンス会社にお問い合わせください。
      (光回線などのIP回線では対応できない場合があります。)

  • 光回線(IP回線)の場合
  • CATV回線(IP回線)の場合
  • 電気(電話)工事  エレベーター工事

建物内でIP電話をご使用になる場合

エレベーターの電話機は緊急時の使用を想定し、固定電話回線専用としています。お客様でブロードバンド回線(ADSL、光、CATVなど)のみをご契約され、IP電話をご使用される場合には、下記の理由により緊急時に電話機が使用できない場合があります。エレベーターを安全にご使用いただくために、固定電話回線をご契約し、エレベーター内電話機へ接続してください。

*ルーム内の電話機のIP電話使用はお控えください。

IP電話ご使用時の注意点

停電時には使用不能となります。

  •   ※

    当該事業者の設備によっては、UPS(無停電電源装置)の設置など、お客様宅側で停電時の対策を実施していただくことで使用可能となります。

  •   ※

    一般固定電話回線と併用する場合は、停電時に一般固定電話回線を通じての使用が可能となる場合があります。

「110」「119」などの緊急通話が使用できません。

  •   ※

    当該事業者のサービス内容によって一部異なります。

使用状況によっては、通話品質が不安定な場合があります。

小規模共同住宅用の場合

電話線
(Rプラス)
エレベーターの遠隔監視用の電話線です。最下階昇降路内左側側面壁の床面から100mm~300mm、昇降路出入口内法面(基準線)から200mmまでの配管・配線の施工をお願いします。

(Rメート)
エレベーターの遠隔監視用の電話線です。最上階戸袋側昇降路内の床面から2200mm(線引出し長さ:2m)、昇降路内法面(基準線)から250mmまで配管・配線の施工をお願いします。

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