安全機能
毎日気持よく安心してお使いいただけるように、全ラインアップに安全性を充実させました。
三菱日立ホームエレベーターは、三菱電機および日立ビルシステムの業務用エレベーターと同等の安全装置を備えています。
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駆動方式には、ビル用エレベーターの多くに使用されているロープ式を採用しています。巻上機や制御盤を昇降路内に設置しているため、独立した機械室を設置する必要がなく、省スペース性に優れています。しかも、巻上機を最下部に設置することで、地震時でも建物に負担がかかりにくい構造です。油圧式のようなニオイや油漏れの心配がなく、ご家庭でお使いいただくのに安心。また、最新のインバーター制御によりモーターの回転をつねに細かくコントロールすることで、精度の高い着床を実現しています。
油圧式との比較
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住宅内に多くの油(石油系鉱物油)を持ち込む必要がなく安心。
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ニオイや油漏れの心配がなく、クリーンな住環境に配慮。
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使用後の階でつねに待機するため、待たずに使用可能。
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長時間待機した後でも、乗場とルーム床面との間に段差が発生しません。
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134本の近赤外線センサーで、床面から10mm〜1580mmの範囲を感知。 車いすでの乗り降り時にも、小さなお子さまが一緒の時でも、閉まりかけた扉が身体に触れずに再び開いて、はさまれを防止します。
お客様のエレベーターとメンテナンス会社を電話回線で結び、異常や故障を24時間365日オンラインで監視。緊急時には、エンジニアが迅速に出動・処置します。
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遠隔監視付の点検契約の場合
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この機能をご使用になるには当社推奨のメンテナンス会社との契約が必要です。
非常ブザーボタン※を押すと建物内に異常をお知らせします。
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「スイ~とモアS モアプラス」は操作パネル内のインターホンボタンとなります。
万一の場合に外部と直接連絡をとることができます。もちろん、通常の電話機としてもご使用いただけます。
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建物内の電話回線との接続が必要です。(お客様手配)
エレベーターと建物内部の連絡用としてインターホンを設置することができます。停電時も約60分間使用可能です。
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親機は原則乗場枠に設置されます。
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施設の管理者が24時間対応できる場合を除き、電話機と併設になります。
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「スイ~とモアS モアプラス」の場合は、操作パネルに内蔵されます。
毎日の安全運転のため、ビル用エレベーターと同等の各種安全装置を装備しています。
乗り過ぎ防止装置(❶) ルーム内の人や荷物が積載量を超えた場合、ブザーを鳴らしドアを開いたままにします。 非常停止装置(❷) ロープがゆるんだりした場合、ストッパーが瞬時に作動してレールをつかみ、落下を防止します。 緩衝器(❸) 万一、規定の走行範囲を超えて昇降路の頂・底部に衝突した場合、衝撃を小さくして停止させます。 速度検出装置(❹) 速度をつねに検出し、規定の速度を超えた場合、運転を中止します。 終点スイッチ(❺) 規定の走行範囲を超えると停止します。 乗場ドア施錠装置 乗場ドアは自動的に施錠され、エレベーターが停止していないフロアでは開きません。 万一、何らかの故障により、エレベーターのドアが閉じない場合には本装置が働き、ドアが開いたまま動くことを防止します。
運転中に一時的な故障で停止した場合、安全装置が作動していない限り、最寄りの階まで自動運転。閉じ込め事故を低減します。
到着階でドアが開かない場合、他の階へ運転しドアを開きます。
運転中に停電した場合、バッテリー電源により停電灯が点灯し、最寄りの下方階まで自動運転してドアを開きます。
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戸開ボタンを押せばドアは開きます。戸開ボタンが使えるのは約60分間です。
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法令で定められた安全装置およびエレベーターの安全機能が作動した場合は、停電時バッテリー運転は行いません。
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停電時バッテリー運転用のバッテリーは消耗品です。5年ごとの交換をメンテナンス会社に依頼してください。
大雨、台風、漏水などでエレベーターピット内への浸水を感知すると、乗客を最下階以外へ避難させ休止状態にします。わずかな浸水でも感知し、浸水状態でのエレベーター使用を防ぎます。
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エレベーターの復旧にはメンテナンス会社の点検が必要です。
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最下階の直上階が非停止階設定機能で非停止階に設定されている場合でも安全のため停止します。
運転中に地震が発生した場合、揺れをセンサーで感知し、自動的に最寄りの階で停止させドアを開きます。
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昇降行程が7mを超える場合は、本オプションが含まれる地震セット(オプション)が必要となります。(昇降行程につきましては、取付図をご覧ください。)
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法令で定められた安全装置およびエレベーターの安全機能が作動した場合は、管制運転は行いません。
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メゾネット住宅などで、5階以上の階にエレベーターを設置する場合、本オプションが必要となることがあります。あらかじめ当社にご相談ください。
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戸開ボタンを押せばドアは開きます。
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運転休止後のエレベーターの復旧にはメンテナンス会社の点検が必要となります。
S波(主要動)およびP波(初期微動)を感知できるセンサーを搭載。本震であるS波の前に発生するP波をセンサーが感知すると、地震時管制運転を開始し、ルーム内の使用者に避難を促します。
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建築基準法施行令第129条の10、国土交通省告示第1536号により、昇降行程が7mを超える場合は、本オプションが必要となります。ウェルスペーシアはP波センサー付地震時管制運転(オプション)、プラスはP波センサー付地震時管制運転(オプション)+音声アナウンス(オプション)の採用が必要です。
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震度5弱程度以上の場合は運転休止となります。エレベーターの復旧にはメンテナンス会社の点検が必要です。
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法令で定められた安全装置およびエレベーターの安全機能が作動した場合は、管制運転は行いません。
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メゾネット住宅などで、5階以上の階にエレベーターを設置する場合、本オプションが必要となることがあります。あらかじめ当社にご相談ください。
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P波センサー付き
地震時管制運転 -
- 情報表示パネル
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表示内容
〈地震です〉ドアが開いたら
お降りください。
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- 地震時のアナウンス機能
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アナウンス内容
チリンチリン(電子音) 地震です。
ドアが開いたらお降りください。
※直下型地震など震源地が近い場合、P波とS波の到達時間の差が短く、S波到達前に最寄りの階まで避難できないことがあります。
P波、S波とは?
地震にはP波(初期微動)と、揺れの大きいS波(主要動)があります。P波はS波に比べて伝わる速度が速いため、大きな揺れに先駆けて到達します。ニュースなどで発表される「震度」は主にS波の揺れを示しています。
遮煙乗場ドアは、特殊な気密加工で昇降路へ侵入する火災時の煙をシャットアウト。昇降路前に防火設備を併設する必要がなく、乗場まわりの美観や空間をそこなうことなく、思いどおりの設計を実現することができます。
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消防法により昇降路内に煙感知器を設ける場合は、点検口が必要です。その場合は、点検口スイッチ(オプション)が必要となります。(平成20年国土交通省告示1454号第一号二による。)
火災発生時に自動火災報知設備(煙感知器など)が作動した場合、避難階に呼び戻します。
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避難階はご希望の階に設定できますが、エレベーター設置後の変更はできません。
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法令で定められた安全装置およびエレベーターの安全機能が作動した場合は、管制運転は行いません。
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戸開ボタンを押せばドアは開きます。
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自動火災報知設備が平常復帰し、エレベーターに異常がなければ自動的に復旧します。
防火区画が必要な建物に設置する場合、乗場の戸を難燃戸仕様にする必要があります。詳しくは遮煙乗場ドアをご覧ください。
昇降路に煙感知器用の点検口が設置された場合、点検口を開いた際にエレベーターの動力を切り、動かないようにするスイッチを設置します。
★ホームエレベーター・小規模建物用小型エレベーターにおいて 2024年3月現在 当社調べ